早送りと巻き戻し

テープを知らない世代には「巻き戻し」の意味するところがわからないようだ。

ところで、たまたま英語での早送りと巻き戻しの説明を目にすることが気がついがたのだが、英語でも巻き戻しは "rewind" である。(windは巻くという意味の動詞) 早送りは "fast-forward" なので、日本語同様釣り合っていない。テープを巻く感覚のない人間には、なぜ "fast-reverse" とか "fast-backward" でなく、"rewind" なのかがさっぱりわからないだろう。

英語圏でも同様の問題を持っている人がいるのではないかと思ったら、少ないながらもいるにいるらしい。

"It's Not Rewind; It's 'Fast Backward'" | BrendanShick.com

巻き戻しにせよ、rewindにせよ、すでに一般的な言葉として定着しているのですぐにどうこうなるものでもないが、言葉の変遷は徐々に起こるものなので、テープを知らない世代が増えれば (テープを知る世代が減れば)、自然と使用される比率も変わっていくのだろうと思う。